貯金300万円を持って、アジア最後の秘境ラオスでノマド生活。

みんな動向を注視しているラオスのニュース・日常をお届け!ハンモックに揺られながら、ゆらーりと更新していきます。

ラオスで初のコロナ感染者の死亡というニュースあり。

まだラオス当局による正式な発表ではないですが、

ラオスのニュースメディアが伝えるところによると、ラオス初のコロナ患者による死亡ケースが出てしまったということです。

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亡くなったのは、ベトナム国籍の53歳女性(ケースNo.364、首都ビエンチャンのサイセッタ郡ナーサイ村)。

この方は、B型肝炎と糖尿病の持病を持っていたそうです。


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そういった持病があると死亡リスクが高まると言われていますよね。

 

ラオスではこれまで比較的若い世代の感染が多かったこともあり、死亡者は出ていませんでした。

しかし、こういったケースや今後も高齢者に感染するリスクはあるので、このロックダウンの期間に感染が終息してほしいですね。

 

最後に、今回亡くなった方にお悔やみ申し上げます。

 

【5月8日付発表】コロナ新規感染者は28人、うち首都8人

本日のラオス当局の発表によると、ラオス全体の新規感染者数は28人

(検査実施数は、1,588件)

 

これでラオスの総感染者数は1,233人になりました。

一方、現在感染者数は、退院できた人の人数も28人と新規感染者数と同数のため、昨日と同じく1,083人です。


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本日の新規感染者数28人の中には、5人の外国からの入国者が含まれているそうです。

おそらくタイからの入国ですが、特に言及がないので、合法入国で隔離期間中の判明だと思われます。

ということで、残りの23人がラオス国内の市中感染ということになります。

 

県別の内訳は以下の通り。

首都ビエンチャン:8人

ボーケオ県:12人

ウドムサイ県:1人

ビエンチャン県1人

サワンナケート県:3人(うち入国者2人)

チャンパサック県:3人(全員入国者)

 

ボーケオ県はやや不安を残していますが、他の県は感染爆発を防ぎそうですね。

このままコロナを抑え込んだら、ラオス政府本当にすごいです。

ケース59以後の感染拡大の兆候を見たときには嫌な予感しかしなかったですが、早いロックダウンの決断でこの状況まで来ました。

このまま以前の日常が戻ってくれますように。

【5月7日付発表】コロナ新規感染者28人、うち首都ビエンチャン10人

本日のラオス当局の発表によると、ラオス全体の新規感染者は28人

(検査実施数は、1,688件)

 

県別の内訳は、

首都ビエンチャン10人、ボーケオ県8人、ビエンチャン県1人、チャンパサック県4人、サラワン県5人です。

 

また21人が退院でき、

ラオス総感染者数は1,205人、現在感染者数は1,083人となりました。


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首都ビエンチャンは、ここ数日低い数字が続き良い傾向ですね。

 

ただちょっと気になるのが、ロックダウン当初より外に出ている人が多いような気がします。(さすがにみんなマスクをしていますが。)

確かに私も大丈夫なような気がしてきていますが、いつの間にか感染していて無症状の人がいるかもしれませんので、完全に安心できるまではロックダウンの令を守りたいと思います。

ロックダウンも3週間目となり、ロックダウン疲れというか、外に出たい気持ちはわかりますが、お互いのために自粛しましょう。

 

 

ティナー(Tina)がコロナで生活に困っている人に食糧支援

現在ラオスSNSでティナーと聞くと、コロナ拡散の原因となったケース59のTynaを連想する人が多いです。

nomadlao.hatenablog.com

ただ、今回のニュースはそれとは別のティナー(Tina)が善行を行ったというGood Newsの話題です。


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このTinaは、生活に困っている人たちのために食べ物を詰め、配布して回ったそうです。


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ラオスでは度々こういう善行の話題がSNSでシェアされてきますが、今回はその名前もあって、こんな(↓)比較をされてしまいますよね。


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左がケース59のTynaで、右が社会奉仕をするTina。

世間の評価の比較の構図としては、分かりやすいですよね。

 

それにしてもラオス人のTynaへの批判は相当根深いものがありますね。

まぁコロナが収束するまで続くのでしょうか。

高速道路にロープを張り、釘をばら撒いた男が逮捕される。

5月6日の早朝、首都ビエンチャンとバンビエンをつなぐラオス初の高速道路でまた事件が、、。

 

高速道路を走行していた車から通報があり、係員が到着するとこんな感じのロープが張られ、車両の走行を妨害していたそうです。


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更には釘もばら撒かれていたとか。


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そして、高速道路の脇からは叫ぶ男性。。


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何でもこの男性が意図的に、高速道路に仕掛けたとか。。

 

今回は事故にならなかったようですが、走行していた車が気づかずにロープに引っ掛かったり、釘でタイヤがパンクしたら非常に危険ですよね。

 

こんなことをした男性は、逮捕。。。


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調べによると、ラオス高速道路会社に恨みを持っての犯行らしいです。

もともとこの高速道路上の土地に住んでいて、高速道路建設に伴い、ほぼ強制的に追い出されたそうです。

そして、その補償にも納得が言っておらず、今回の犯行に至ったとか。

 

まぁ、この高速道路建設や鉄道建設、その他の開発プロジェクトにおいて、同じように補償に納得がいかないという話はよく聞きます。

 

気持ちは分からなくはないですが、こんな事件は第三者が危険ですのでやめていただきたいですね。

ただ、その土地を追い出されたことや補償の件に関しては同情します。

【5月6日付発表】コロナ新規感染者は105人、うちボーケオ県が72人!!

本日のラオス当局の発表によると、

新型コロナウイルスの新規感染者数は再び3桁の105人!!

検査実施数は、3,596件


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首都ビエンチャンは15人と多くなかったですが、ボーケオ県が72人と多くの感染者発覚です。

(首都ビエンチャン15人、チャンパサック県12人、サワンナケート県2人、ボーケオ県72人、ビエンチャン県2人、ポンサリー県2人)

 

ラオス全体の総感染者数は1,177人、現在感染者数は1076人となりました。

(前日比から2人退院のようです。)


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首都ビエンチャンは、このロックダウン期間で当局のコントロールできる状況になってきているのではないかと期待しています。

 

ただ、ボーケオ県の増加は怖いですね。

ボーケオ県だけのこの10日間の数字を追うと、

4月27日:1人

4月28日:0人

4月29日:10人

4月30日:7人

5月1日:0人

5月2日:60人

5月3日:7人

5月4日:20人

5月5日:15人

本日:72人

 

5月2日あたりから、一気に感染の発覚者が増えています。

特に、中国の経済特区カジノがあるトンプン郡で感染者が多いようです。

県全体で204人の感染者がおり、そのうち173人がトンプン郡での発生のようです。

 

また、コロナ受入の病院・医療関係者のキャパシティは大丈夫でしょうか。

首都のビエンチャンでさえ、当初は病院での受け入れは200床ちょっとしかキャパシティがない状況だったので不安ですね。

nomadlao.hatenablog.com

 

ラオス全体でコロナが早くおさまってくれますように。

【正式に首相令発令】15日間のロックダウン延長【5月20日24時まで】

すでに昨日の時点で人々に情報が行き渡っていましたが、本日付で正式に「ロックダウン延長」の首相令が発令されました。


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4月22日から始まった首都ビエンチャンのロックダウンは、5月20日24時まで、約1ヶ月間続くことになりました。

 

ラオスの人々のリアクションとしては、

・コロナ防止のためには良い判断だ。

・もうお金がなくて、ひもじい。

・インスタントラーメンの生活はもう飽きた。

・カオニャオ(もち米)とチェオも限界だ。

・政府には、生活保障(給付金)をしてほしい。

など。

 

「コロナの感染抑制のためにはロックダウンは賛成だが、生活は苦しいよね」というような声が多い印象です。

 

首相令の全文については、いつも通り大使館が早く翻訳してメールしてくれていますので、下にコピペします。

↓ ↓ ↓

【本文】

首相府官房通知第462号

首都ビエンチャン、2021年5月5日

 

宛先:閣僚、及び首都・各県知事

件名:COVID-19感染拡大防止に係る2021年4月21日付首相令第15号の5月20日までの延長

 

-首相府官房の決定に係る2017年3月3日付首相令第93号に関し、

-COVID-19感染拡大防止に係る2021年4月21日付首相令第15号に関し、

-COVID-19対策における各党組織の責任強化に係る2021年4月25日付党中央書記局決定第87号に関し、

-2021年5月4日付党中央書記局通知第11号に関し、

-2021年5月4日COVID-19対策特別委員会における対策評価報告に関し、

-2021年5月4日首相・副首相・COVID-19対策特別委員会合同会議の結論に基づき、

 

首相府官房は次のとおり通知する。2021年4月21日付首相令第15号、及び各部局が発令した通知に基づき、これまでのところ社会のあらゆる部門が責任をもって対策を実施している。各地の行政当局、対策特別委員会、軍隊・警察、及び医療者の尽力により、感染拡大は一定程度制御されている。しかしながら、対策特別委員会、及びWHOの評価によれば、感染者は減少傾向にあるものの、首都ビエンチャン及び一部の県には依然として多くの感染者がいるだけでなく、検査で陽性が確認されたにもかかわらず、当局に申し出ず治療を受けていないものがいる。したがって、政府は次のとおり決定した。

 

1 2021年4月21日付首相令第15号、2021年4月26日付首相府官房通知第406号、及び対策特別委員会の決定した措置を2021年5月6日0時から同月20日24時まで15日間延長する。各県については、実情に応じ適切な措置を決定すること。

 

2 対策特別委員会、関係部局、及び地方行政当局は、首相令第15号、及び首相府官房通知第406号に定める任務を実施するとともに、以下の重点事項に留意すること。

(1)保健省

-感染者、濃厚接触者、及びハイリスクグループを継続して特定し、もれなく検査を実施し、陽性者の迅速治療に重点を置くこと。

-当局に申し出ず、隠れている陽性者を直ちに探し出し、迅速に治療を受けさせること。

-優先対象者及び一般市民に対し、可能なかぎり多くのワクチン接種を継続実施すると共に、計画どおりワクチンを調達すること。

(2)対策特別委員会

-地方行政当局及び関係部局と連携し、隔離施設及び特設病院の改善を継続し、各施設での感染拡大を防止すること。

-対策特別委員会は、友好国の医療者と協力し、迅速に感染制御につとめること。

-関係部局及び地方と連携し、COVID-19の危険性及び感染予防対策について国民に広く定期的に周知を行うと共に、実施措置の監督・検査を行うこと。

-物流、政府重点事業、国民の生活及び農業生産に便宜を図り、食料供給を確保すること。

-定例記者発表の内容を充実させ、簡潔でわかりやすくすること。

 

3 各レベルの対策特別委員会は、適宜監督・評価を実施し、状況が改善した地方は、適切な緩和措置を検討すると共に、住民に周知し、主体的に実施させること。反対に、感染がさらに拡大した地方は、対策措置を厳格化すること。

 

4 各レベルの対策特別委員会は、関係部局と連携し、資金調達及び社会の各部門からの支援をCOVID-19感染拡大防止対策に活用すること。

 

以上を通知すると共に、同通知の厳守を要請する。

 

首相府大臣兼官房長官

カムチェーン・ヴォンポーシー

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