【ラオスの報道】日本、寂しさ省大臣の設置へ
今月12日、菅首相からの指示により、坂本哲志少子化相が、新設される「孤独・孤立対策」担当を兼務することになりましたね。
これは新型コロナウイルス禍が長引く中で、増加する自殺や貧困が社会問題化してきていることに対応するものだと理解しています。
(もともと日本は、他人との接触が少ない社会な気がしますからね。)
なんでも孤独対策を担当する閣僚は、2018年にイギリスでも設置されたことがあるとか。
とにかく、この孤独・孤立対策担当相。。
英語でのニュースをさらに、ラオス語でラオス文化に則ってタイトルをつけると、「寂しさ省大臣」になるようですね。
こうなると言葉の響きが、一人歩き。。
あまりニュースの本文まで読む人が多くないので、ラオスでは孤独大臣って何?何するの?と興味を引くわけです。
ラオス人のリアクションとしては、
・こんな大臣があるくらい、日本人は孤独なのかい?
・ラオスなら孤独とは無縁で毎日楽しいのに。
・ラオスでも、俺も恋人がいなくて孤独だよ、、。
・孤独省なら、俺も働けそうだな。
など、いろいろ気楽なコメントが見て取れます。
家族、親戚、近所付き合いが大切なラオス人にとって、この日本のニュースは本当に理解しがたいでしょうね(笑)
そのため、コメントを見ていると「孤独」という言葉から想像するイメージが違いそうです。
私は『孤独』と聞くと、「友達」や「家族」などと疎遠な状態を想像しますが、
ラオス人は「恋人」がいなくて寂しい、みたいなとらえ方をする人が多いようです。
ラオスの人たちにとって、家族や友達といるのは当然すぎる、みたいな印象を受けます。
どちらが良いか悪いか、生活しやすいかどうか、というのは一面だけを切り取って言えませんが、文化の違いだなーと感じます。